カンボジア旅行4- バンテアイスレイ・トンレサップ湖編 ー
お昼も食べたし、冷たい水も飲んだ!
次は、東洋のモナリザが見られるというバンテアイスレイに出発!
道端の帽子屋さん。
こんなに日差しがきついので、せっかくの売り物の帽子が色あせそうですが・・・。
観光客に絵葉書や布などを売りに来る子供たちです。
つい買ってあげたくなります。
もし、自分の子供たちがこんな風に商売してたらと想像すると・・・。
でも、ほんとはダメなんですよね。
この商売で食べていけるとなると親も子供も、学校なんて行かなくていいじゃん!ってなるから。
その日暮らしの親も、学校へ行ってないから、教育を受けて自分の未来がどう変わるかが想像できないのです。
ガイドさんが言うように、国民の教育こそが国民全員が貧困から抜け出すチャンスなんです。
それにしても、この子供たち外国語をちゃんと使いわけてます。
日本人には、「10枚で1ドル!」
中国人には中国語で、欧米人には英語で、生活がかかると外国語も覚えます。
今までの寺院と違ってヒンドゥー教のバンテアイスレイ寺院の彫刻はすんごく細かくてきれいな模様です。
両側の通路に立っているものは、リンガと呼ばれて男性を表しているそう。
シヴァ神の神体。
いつの世もこれは大事なんですね。
こちらはヨーニで女性を表現。
いつの世も女性は穴です。
そして、東洋のモナリザと言われるデバター(女神)。
色合いがエキゾチックだし、保存状態もよいので見ごたえがあります。
守護神たち。人間の身体に猿や河童みたいな動物の顔が乗っかってます。
「ゲゲゲの鬼太郎」の世界みたいに怪しさをかもしだしてる~!
綺麗な彫刻のあとは、舗装されていない坂道を登ってプノン・パケン山へ。
寺院の跡があって、夕日鑑賞に有名なんだそう。
アンコールが見渡せます。
アンコールワットも!
お次はトンレサップ湖へ。
タイや台湾もそうでしたが、カンボジアでもバイクが多いです。
東南アジアでは、3人乗りなんて当たり前!
トンレサップ湖につくとこんなボートにのって、ベトナムの水上生活者の様子を見に行きます。
ガイドさんいわく、カンボジアの内戦中に兵士として働き、内戦後は教育も受けていなかったので肉体労働にしか就くことができなかった元兵士が、こういった船を運転しているとのこと。
水上生活者ベトナム人のための学校。
ちなみに隣国ベトナムとカンボジアは、仲は悪いそう。
カンボジア人は、ベトナムの水上生活者をよく思っていないとのこと。
「どこの国でも隣同士は仲がよくありません。」とガイドさん。
そうですねー。
陸上じゃなくて水上に家を建てるのは、水上だとタダだからだそうです。
赤ちゃんをピンクの布にいれて、子供を乗せて近づいてきたお母さん。
手を出して「1ダラー!」
帰りそうもないのに1ドルを手渡しましたが、赤ちゃんをつれて同情を買わせるのにも、横柄なその態度もどうかなと思いました。
たらいを漕いでやってきた少年。
同じように1ドルを請求してきました。
一生懸命漕いで来たのであげたくなりましたが、こんなことをして一日終えていたらこの生活から一生抜け出せないのではないかと、1ドルをあげませんでした。
それがよかったのか・・・。お金をもって帰らないと叱られるんじゃないかと、後でいろいろと考えてしまい、だんだんとこのツアーが楽しめなくなっちゃいました。
途中、水上マーケットによって休憩。
ワニがたくさん買われてます。
マーケットには、ワニ革の財布やバッグが・・・中国人が買っていくそうです。
このあと、マッサージで疲れを取りました。
東南アジアでは、マッサージはかかせません。
安いので、かならず1回は行くようにしています。
ツアーのオプショナルで、施術はまぁまぁでした。
そして、ついにカンボジアの最後の夜。
こちらのレストランでディナー!
中華料理でした。
お客さんが少なくて、すごく寂しかったです。
熟年夫婦では1時間もディナー時間はいりません。
会話も少ないので・・・(´・ω・`)
夜ご飯が終わると、カンボジアともお別れ。
シェムリアップからベトナム経由で関空に向かいます。
想像していたより大きくて、彫刻もすばらしかったアンコール遺跡。
なかなか楽しめました。
暑かったけど、雨にも合わず観光できたし、暑さもまたその国の特徴!
ガイドさんのレベルも高く、わたしたち二人だけでも手を抜かずに解説してくれました。ので、最後にガイドさんと運転手さんにチップも弾みました。
ただ・・・、貧しい子供たちが気になりました。
ダンナとふたりして気が滅入ってしまいました。
次は先進国に行こうと・・・。
でも、考えてみればこれからどんどん発展する余地がある国です。
これからの発展が楽しみでもあります。
また10年後、カンボジアに訪れてみたいです。
その時はどんな姿になっているかが楽しみです。