熟年夫婦あせって旅に出る

年金が確実に減額される世代。退職してから旅行と思っていたけれど、どうなるかわからない将来より、今、健康のうちに楽しもうと思ったシニア夫婦の海外ツアーやフリー旅の記憶です。記録しないとすぐ忘れちゃう!

中国・西安旅行2

三蔵法師ゆかりの興教寺へ

グランパークホテル西安の二日目の朝!

曇っているのかPM2.5なのか・・・?

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朝起きて見ても、やっぱり大都会!
西安の人口は約900万!

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 今日の予定!
[世界遺産]シルクロードとして登録されている5カ所を観光

三蔵法師ゆかりの大雁塔(塔へ上ります)、小雁塔、興教寺、

唐代の宮殿跡・唐長安城大明宮遺跡、漢代の宮殿跡・漢長安城未央宮遺跡、シルクロード起点群像、西の城門散策

◇昼食は、西安名物のビャンビャン麺飲茶料理

◇夕食は、老舗「徳發長」にて餃子宴を 

その後、鐘楼のライトアップ見学

 

集合前に朝食です!
中華、西洋、和風もどきと色々のビュッフェ形式。
少しずついただきます。
野菜料理の醤油味が気に入りました。
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オレンジジュースは濃縮ではなく粉ですね。
ヨーグルトは飲むヨーグルトでした。
小さなストローを取ってくるのを忘れずに。

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バスに乗り込んで田舎の方へと向かいます。
駐車場がまったく足りていないので、あちこちで歩道駐車。
社会問題になっているそうです。

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田舎のほうに近づくと、周囲の建物も低くなってきました。

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興教寺

バスに乗って約30分。三蔵法師の遺骨が保存されている興教寺へ到着!

この辺りまでくるとPM2.5もましです。
青空がきれい!

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お骨があるという舎利塔
朝が早かったので観光客もまだのようで、とても静かです。

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金ぴかの三蔵法師。優しそうなお顔です。
三蔵法師と言えば、孫悟空猪八戒と連想しますが、中国でのダントツ人気は猪八戒だそう。
孫悟空は落ち着きのない冒険野郎のイメージ、女性には家庭的な猪八戒が好まれるそうです。
大きく同意!

ブタでもイノシシでもいいのです!
子煩悩でよく働いて稼ぐ男性!
世界共通でモテます!

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お寺の中をさくっと散策。

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鮮やかさが中国!って感じ!日本のお寺とは違うわぁ。
中国の方はこういう色彩感覚の中で育つので、真っ赤も普段使いなのねぇ。
色からパワーを感じるのでした。

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三蔵法師とその弟子たちが、シルクロードの発展に貢献したということで、興教寺世界文化遺産です。

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大雁寺へ

今日のハイライトになる大雁寺へ向けて、バスへ!
14名なので、座席は二人で1席のゆったり移動です。
ドライバーの帳さんがとても丁寧な方で、乗降のさいには必ず手助けしてくれます。
足の不自由な方もいらっしゃったので、たいへん感謝しておられました。

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田舎から都会へ戻ります。
都会になるにつれ、周囲はは50階建て以上のマンション!マンション!
上海北京は現在1㎡100万円西安1㎡30万円だそう。
西安100万円になるとガイドさん。
銀行に預けれるより値上がりするので、マンションがバカ売れだそうです。
習近平政権である限り、銀行は政府の銀行なのでつぶさないと。
不動産屋は銀行がつぶれない限り大丈夫だと。
あと8年はもつだろうとのこと。

いやぁ、バブル!バブル!バブル!ですよ!
ので、ガイドさんの自慢の一人息子23歳も最近30年ローンで148㎡のマンションを購入したそうです。

まだ、独身です。
でも、男性はマンションを持たないと結婚できなんだそう。
結婚したら女性が車を買うそうです。
なんだかすごい世界だ!
買ったマンションの広さにもビックリ!

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 バスを降りると目の前はマンション群!
最上階の屋根の下はペントハウスだそう!
うーん、チャイナ~♪ってデザインで楽しい!

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大きな広場には大きなスタバ!

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広場には三蔵法師の像と遠くに大雁塔が・・・!
歩きます!歩きます!

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世界遺産 大慈恩寺
三蔵法師がインドから持ち帰った経典を翻訳した場所だそうです。

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大慈恩寺の中に大雁塔があります。
経典を保存した場所だそうです。
登りますよぉ~!
かなりきついので、足腰の弱い方、マンションの10階まで登る自信のない方はお勧めしません。

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薄暗い階段を黙ってひたすら登ります。
階段は徐々に狭くなります。

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最上階に到着すると東西南北の景色が壮観!

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PM2.5が煙る西安の町!
大雁寺は町から4キロ地点です。

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レゴタウンのようなマンション群

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ドドーン!と中心部へまっすぐな道!f:id:travelingbag:20190320160102j:plain

ここがニューヨーク!と言われても驚かない。

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東西南北の写真を撮ったら、速攻降ります。
でないと、次から次へとたくさんの人が登ってきますので、狭い最上階でゆっくり景色を堪能できる雰囲気ではありません。

すばやく降りたら綺麗な千手観音を堪能。

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きっと、明日は足がガクガクなんだろうなぁ・・・と思いつつランチに向かいます!

西安の信号。分かりやすい目線の高さにあります。

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お昼は西安名物のビャンビャン麺
海鮮が美味しいというレストランです。

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お店に入るとたくさんの水槽がありました。
魚を購入して料理してもらうというシステムのようです。
こんな魚も・・・。どうみてもサンショウウオに見えるのですが・・・。
養殖のワァワァ魚というそう。
料理される時、わぁーわぁー泣くそうなんです。
中国人はなんでも食べるとガイドさん。

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広いお店の中。まだ昼食には早いのかあまり人がいません。

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次々にお皿がやってくるので、いつも途中経過の写真になります。
名物というビャンビャン麺は、想像と全然違いました。
水で薄めたようなお汁にシッカリ麺が浸かってるという感じ。
麺自体も味がなく、うーん・・・・。ということで皆さん箸が進まないようです。

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小雁塔

昼食の後は小雁塔を見学。
三蔵法師が経典などを保存したそうです。
こちらは、さらっと・・・・

見た!
で次へ。

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お次は陝西省美術博物館へ。
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吹き抜けが素敵な美術館。

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こちらでは、ホテルマンのようなスマートな男性に、日本語で水墨画を解説していただけます。

いい感じな雰囲気にぼーっとしてたら、別室へ。
そこで翡翠についての一通りの説明からはじまり、カラーの3つの器を紹介されました。
習近平一帯一路がうんぬん・・・とかで、器が特別価格でとか・・・。
なんと、美術館員がセールスマンに変身!

ヒスイの色違いのお茶碗が三つで25万とか・・・。
ふと、後ろを見るとすでに3,4人のセールスマンとセールスウーマンがスタンバっているではありませんか!

美術館でもセールスとは・・!
意外性にカウンターパンチ!って感じで楽しめました♪
いやぁ、中国ってやっぱ楽しい!

さて、セールスから逃れた後は、シルクロードの起点となる安定門へ。

安定門

どどーん!
漫画キングダムの戦闘シーンが蘇ります!
政も信もおらんけど・・・。

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この門を通ってトルコイスタンブールまで7000キロのシルクロードへ出発です。
ここでは、17%の税金を徴収していたそうです。

門の前には三国志で有名な赤兎馬(せきとば)。
血のような汗を流して走る名馬だそう。
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 当時、北方民族はいい馬を持っていて、戦いに負けてばかりいたそうです。
で、いい馬を求めて陶磁器や絹織物と交換したのがシルクロードの始まりだそうです。
さかさまに読むと「道路苦しい」。
たいへん過酷な旅だったそうで、たくさんの死人が出たそうです。
荷物も人も運ぶ馬にとっても、過酷だったんでしょうね。
想像すると悲しくなるのでやめとこ。

安定門の塀の上は幅広く、端っこが見えないくらい長い塀です。
スケールが半端ないです。

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安定門から出発したシルクロード隊列はこんな感じだったそう。

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ラクダにいっぱいの荷物を載せてイスタンブールへ!

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お次は、長安城跡地
これから整備されてどでかいものが出来るそうです。

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きっと、どでかい何かが出来るのでしょう。
ここまでバスを降りてから、かなり歩いてます。
今回のツアーは、バスでの移動時間が少なくてバスの中で休憩出来ません。
歩きますよぉ~♪
もうすでに足がしびれてます。
疲れた~♪

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お次はバス移動で唐大明宮国家遺址公園を見学。
唐の時代の丹鳳門を復元させているそうです。
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これから建設する予定のもの。
こちらは外からの見学のみ。
写真を撮って次へ。

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西安の中心、鐘楼まで戻って来ました!
やっと夕食です。
ほんとはまだ夕食には早いけど、もう歩き疲れましたぁ!

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夕食は「徳發長」にて餃子宴

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ワクワク!どんな餃子!?
相変わらず野菜が美味しいです。
麺とご飯は正直にいいます。
イマイチです
わたしだけはなく、皆さん同じ思いだと思います。
残った量で判断。
たぶん、あと10万は高い阪神フレンドリーツアー」なんかに参加すると美味しいものが食べられます。
いつもそのツアーを利用する同僚に食事の写真を見せてもらって、あまりの違いにビックリしたのを思い出しました。

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ここは期待しないで餃子を待ちます!

待つこと数分!

次から次へと餃子がやってきました!
かなりの種類が次々にやってきます!

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正直に言います。
餃子の皮が分厚すぎて、皮の小麦粉の味ばかり・・・。
それも粉っぽい。
具の味は・・・

分かりません。

どの種類も同じ感じ。
みなさん、同じ思いのようです。

まっ、こんなもんですね。

夕食を食べて外にでると、

あら、夜景がきれい!

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鐘楼のライトアップも綺麗です。

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ライトアップされた西安の町中を楽しみながらホテルに戻りました。

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あ~、疲れたぁ!

歩いたぁ!
明日は、マッサージに絶対に行きたい!
と心に決めて、ホテル近くのスーパーでアサヒビールロング7元(安い!)を2本仕入れ、ホテルから夜景を眺めながら乾杯です!

明日はいよいよ兵馬俑
政に会えるかも!